小学生むすこの登校拒否|焦りは禁物!その時の親の対応と現在の様子

登校拒否を克服した話

テンコです(^^♪

離婚ホヤホヤの小3男子を育てるシングルマザーです。                                                

  • 子どもが毎日「学校行きたくないな…」と言っている
  • 毎晩、寝るのが苦痛になっている
  • 学校から帰ったら元気にしている

こんな風に子どもの様子が気になることはありませんか?

実は息子が2年生の2学期から3年生の1学期途中まで登校拒否していた事があります。登校拒否とは、

何らかの心理的、情緒的、身体的若しくは社会的要因又は背景によって、児童生徒が出席しない又はすることができない状況(病気又は経済的理由による場合を除く。)

厚生労働省えe‐ヘルスネットより引用

そんな息子が最近「1学期に出来るようになった事」に「学校に行けるようになった」と書いていたのです。

あぁ、やっと乗り越えたんだな、と安堵しました。

まだまだ色んな事があるかもしれませんが、焦らずに見守りたいと思います。

今回は、息子が自ら学校に行けるようになるまでを紹介します。

同じような境遇で悩んでいる方の参考になれば幸いです。

登校拒否時の親のスタンス
  • 身体は正直。行きたくない時は無理させない。
  • 本人も理由が分からない場合も。質問攻めはしない。
  • 専門家に相談する。
  • 本人が一番自分を責めている。学校に行かないのは悪ではないと伝える。
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登校拒否していた頃のこどもの様子

登校拒否していた頃の子どもの様子
  • 「学校行きたくないな〜」と口癖のように言う
  • 玄関先で行き渋って泣く
  • 前日から翌日の事を考えて眠れない
  • 学校に行く頃になるとお腹が痛くなる
  • 学校から帰宅すると普通

「学校行きたくないな〜」と口癖のように言う

前述しましたが、息子は2年生の2学期から3年生のはじめ頃まで登校拒否をしていました。

毎日のように憂鬱そうに「学校いきたくないな~」と事あるごとにつぶやいていて、彼の中では1日の大半がそんな事を考えていたんじゃないかな、と思います。

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最初は「まぁ、面倒くさいよね」くらいの感じに捉えてました。私も子どもの頃は好きで学校行ってるクチではなかったので。

学校に行く前になるとお腹が痛くなる

朝になるとお腹が痛くなることがありました。

健康には自信がある方だったので、珍しいなと思い、最初は病院に連れて行ったりもしました。でも、特に所見は見つからず、医師からは「メンタルから来てるんじゃないか」と言われました。

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身体に不調が出始めた頃ですね。

前日から翌日のことを考えて眠れない

より深刻さが増したのか、前日夜から次の日の学校のことが嫌すぎて眠れないようになってきました。

夜になるにつれ、気分が落ち込んでいく息子を見ているのはいたたまれない想いでした。

玄関先で行き渋って泣く

ある日玄関から全く動かずに泣いている事があったんですね。それで、自分が思ってるより深刻なのかもしれないと気づき始めました。

玄関までは何とか準備して行くんですが、そこから石の様に固まって動けない。小学2年生じゃ1日ひとりで留守番させるのも心配だし、仕事に行けなくてすっかり困り果てていました。

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そんな日が2,3日おきに続いてました。

学校から帰宅すると普通

学校から帰宅すると、家ではケロッとしていました。なので、また「やっぱり面倒臭かっただけなのかな?」なんて迷ったり。本当に最初は見極めが難しいな、と思います。

学校に行けない子どもに対する親としてのスタンス

不登校時の嬉しかった保護者の対応の紹介
未来地図より抜粋
親のスタンス
  • 「どうして行けないの?」など質問攻めをしない
  • 否定的な言葉は使わず、「そっか、行きたくないんだね」と受容する
  • 学校との連絡を密にし、様子を把握する
  • 甘えてきたら気の済むまで甘えさせる
  • 「頑張ってるね」などねぎらいの言葉をかける

行きたくない理由が本人にも分からない事もあるので、質問攻めしない

当時、「なんで行きたくないの?」と何度も質問攻めをしてしまっていました。私自身、原因がはっきりすれば対策が出来ると思っていたからです。

しかし、本人もよく理由が分からないようで、小学2年生では言葉にするのも難しかったんだと思います。

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この時初めて「行きたくない理由が分からない」ってあるんだって知りました。

否定的な言葉は使わず、「そっか、行きたくないんだね」と受容する

ずっと「学校に行けない自分」を責めているようでした。恐らく、私からも「学校に行ってほしい」というオーラが出てたんだと思います。

でも、学校に行けないのが悪いなんてことは1ミリもありません。

この頃は、とにかく自分責めをしないように言葉かけをしていたように思います。

学校との連絡を密にし、様子を把握する

話を聞いている限りでは、学校で何かあったようではありませんでした。

しかし、前に一番仲良しだったお友達と喧嘩して以降遊ばなくなったので、もしかしたら関係あるかもしれないし、、、と思い、小さな事でも学校との情報共有をして注視して貰っていました。

甘えてきたら気の済むまで甘えさせる

苦しくもこの頃、離婚することになり、ダブルパンチでした。

離婚前から登校拒否はありましたが、とにかく甘えてきたら気の済むまで甘えさせてケアしなければと思っていました。

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家庭が不安定なのが影響してるのかな?と心配しましたが、どうしようもありませんでした。

「頑張ってるね」などねぎらいの言葉をかける

何とか勇気を振り絞って学校に行った日や、行けなくても本人にとってはギリギリの所で戦っているのが分かったので、意識してねぎらいの言葉を掛け続けました。

当時は親の私自身も消耗していっていた

不登校児の親の心配事の説明

実際は何度もムリに送り出した事もあった

本当はこういう時、休ませてしっかり心のケアをしてあげた方がいいんだろうなと頭では思っていましたが、実際にその状況になると仕事もあるし簡単にはいきません。

いつも何とか学校に送り出し、ぎりぎりセーフで駆け込み勤務していました。

「あぁ、また明日学校か、、、」というセリフを聞く度に私自身も消耗していきました。

藁をもすがる想いでスクールカウンセラーに相談した

離婚をしたこともあったので、スクールカウンセリングでフォローして頂こうと申し込みました。

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さりげなく息子も誘ってみました。
迷っていたようでしたが、同席してくれました。

カウンセラーさんは息子が話しやすい雰囲気で、息子の気持ちをさりげなく聞いて下さいました。

スクールカウンセラーに相談した事で原因が少し見えてきた

スクールカウンセラー利用のメリットの説明

スクールカウンセラーの傾聴とアドバイス

どうも、学校に行きたくなかったのは1年生からだった様です。

でも、勉強が好きな子はほとんどいないので、好きな教科だけ受けにくるのでもいいし、とにかく息子が好きな事を家でも思いっ切り出来るような環境を作ってあげて発散させてあげて下さいとアドバイス頂きました。

なんとなく掴めた学校に行けない理由

一切否定する事なく全肯定で話を聞いてくれたカウンセラーさんに、息子も気を許し、居心地が良かったと後で話してくれました。

すると、出てきたのが

・授業の間、じっと静かに座っとくのが嫌だ
・発表したくても、他の子の方が早いので発表出来ないのが嫌だ
・面白くない授業や嫌いな先生がいる

という事でした。

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自分なりに向き合って、考えたんだと思います。

そこで、具体的な対応策を一緒に考えてみました。

・先生に相談し、集中力が切れない授業の工夫をして欲しいとお願いする
・塾の代わりに進研ゼミのタブレット学習を始める
・面白くない時は頭の中は別の楽しい事を考える

という事を息子に提案し、動いてみました。

すると先生も、「長く集中力が続かない子が他にもいるので、間に休憩したり小話を挟んだり工夫してみます。」とおっしゃって下さいました。

進研ゼミのタブレット学習(チャレンジタッチ)も、息子には対面授業より合っていたと思います。

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チャレンジタッチは続けられる工夫がいっぱいで、キャラクターがほめちぎってくれます。

授業が面白くない時は落書きをしたり、ゲームの事を考えているようです。

とにかく、いじめが原因じゃない事が分かっただけでも一安心でしたが、きっと原因はこれだけじゃなくて色んな物が複雑に絡み合ってひとつじゃないんだろうな、うまく説明できるものでもないんだろうな、という結論に達しました。

新しいお友達が出来て変化が現れ始めた

学校へ行く子ども

それから暫くはまだ「嫌だな」とは言っていましたが、重苦しい空気はなく、少しずつ様子が変化していきました。

きっとこれは彼が乗り越えないといけない事なんだろうと思い、あとはコチラからあれこれ聞いたりせずに求めて来たら手を差し伸べようと思い、いつも通りに過ごしていました。

するといつしか何も言わなくなり、言われなくてもちゃんど自分で行く準備をして行くようになりました。

「今日は早く行かなきゃ」と自分から早く行く日もありました。

ある時、「最近行きたくないって言わないね。」と言ったら

「だって身体が勝手に学校に行くもん」と。

そう言えば、お友達の名前や遊んだことなども話してくれるようになりました。この頃は仲良しな友達が出来た事がとても大きかったような気がします。

そして、「一学期に出来るようになった事」にも「学校に行けるようになった」と。本当に嬉しかったです。

まとめ|いつ開けるとも知れない暗闇でも、一番の味方でいよう

登校拒否時の親のスタンス
  • 身体に不調が出た時は赤信号。休ませよう。
  • 行きたくない理由が本人にも分からない事もあるので、質問攻めしない。
  • 専門家に相談する。
  • 本人が一番自分を責めている。学校に行かないのは悪ではないと伝える。

子供の心ってなかなか大人には理解できない部分も多いです。

当事者になると、なかなか「休ませる」選択肢を躊躇してしまいますが、どんな形になるかは分からないけれど、必ず子供は立ち上がると信じて待つのも大事だなと思いました。

また、親自身も一人で悩まずに周りに助けを求めるのもとても大事だと思います。

親だから全て分かってると思いたい所ですが、親だから打ち明けてくれない事だったり、専門家だからの気付きなどもあるハズです。

悩んでいる方の参考になれば幸いです。

ではでは。

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