モラハラ夫にぶち切れて離婚前提に別居中の、小学生むすこを育てるアラフォーママです。
離婚ってなかなか決断出来ない事ですよね。
私もまさか離婚する事になるとは夢にも思わなかったし、今も他人事のような感覚があります。
でも、離婚を決断する時ってそれだけの理由があるんです。
離婚は幸せになる為の決断。

離婚の不安より、今より良くなりたい想いが勝ったから決断出来るわけです。
大事なのは、感情的になって投げ出してしまわないこと。この記事では、自分自身の感情の棚卸しの仕方と、心から納得できる選択肢を導き出す方法を解説します。
ポイントは次のとおりです。
- 感情を整理する
- 離婚すべきか判断材料を揃える
- 自分の人生設計という長期的視点で考える
離婚の渦中にいると、自分だけが取り残されたような感覚を覚えたり、先の不安が押し寄せてきて、視野が狭くなりがちです。
ですが、離婚を経験された方の多くが「離婚したことを後悔していない」という事も事実。
「後悔のない選択」ができるように、ぜひ最後までご覧ください。

今は苦しい状況ですが、「この選択は間違ってなかった!」と笑えるように、一度冷静になって感情の整理をしましょう。
・離婚が頭をよぎるけど、踏み切れずにいる人
・ずっとパートナーに対する不信感があるけど、離婚するべきか悩んでいる人
自分と向き合う事になったきっかけ

神経質な夫は、子どもが生まれてから、私に細かい事をいちいち指摘するようになりました。
私の言い分も聞いてくれず、一方的な価値観を押し付けられ、文句を言われるように。
子どもの育児と家事に毎日へとへとになりながらも、夫に文句を言われたくなくて家事も一生懸命にやりました。
それでも、夫はねちねち文句言ったり溜息ついて不満アピール。
何とか夫を黙らせたくて、整理収納の勉強をしてたわけですが、なぜか行き着いたのがマインド(精神)の事。
どういう生活をしたいのか、しいてはどういう生き方を目指しているのかを設定することから、物の持ち方や収納の軸になってくるというのです。
それから自分自身と真剣に向き合い始め、片付けを超えて私の欲しい未来を突き詰めていった時に、夫と私の求める未来はかけ離れている事に気付きました。
いつまでも離婚に踏み切れなかった理由

息子が産まれた後、私は2人目が欲しくてたまりませんでしたが、夫と意見が対立。
夫は家事が疎かになっているのを、子育てのせいにしていると思ってるようでした。
私は子ども可愛さから、夫が変わってくれるのを期待していました。
夫から離婚を迫られても、2人目に欲しさにパートナーシップ講座(カウンセリング)を度々受けていました。
夫も口だけで、離婚届を持ってきた事はありません。

自分の望むような相手になって欲しい。そんな風にお互いが思っていたのでしょうね。
自分を立て直してくれた、カウンセリングについては仮面夫婦 夫の気持ちが知りたい…愛が消えたわけじゃない妻へで詳しく解説しています。
感情の棚卸しをする

パートナーシップ講座(カウンセリング)を受講する中で、自分の感情って、自分で分かっているようで実は分かっていないんだな、という事に気づきました。
そこで、オススメされたのがアウトプット。
- 一次感情を見つける
- 自分を主語において感情を整理する
- 現状維持と離婚のパターンを考えてみる
- 自分はどうあるのかを明確にする
嫌だったこと、嬉しかった事、悲しかったこと、して欲しかった事、など全て紙に書き出すのです。
すると、その感情の奥に隠された”一次感情”が見えてきます。
一次感情を見つける
書き出す事で、感情的にならずに自分の気持ちを見つめることができ、自分への理解が深まります。
一次感情とは、瞬間的・自然に出る「怖い、寂しい、悲しい」などの感情で、その結果湧き上がる感情が二次感情です。
例 | 一次感情 |
---|---|
家族の話すら会話にならなくてどうしようもない | 他人のように感じて寂しい、孤独感 |
なぜ怒ってるのか教えてくれず意味不明 | 自分が怒られていると感じて悲しい |
無視されて腹が立つ | 必要とされてないようで寂しい、孤独感 |
一方的にルールを押し付けてきて腹が立つ | 価値観を強要されているような嫌悪感 |
感謝やねぎらいははないのに文句は言われて腹が立つ | 自分が大事にされてないと感じて悲しい |
情報を共有してくれない | 他人のように感じて寂しい、孤独感 |
散らかった状態だけ見てため息つかれて腹立つ | 理解しようとされない嫌悪感 |
自分を頼ってくれず悲しい | 自分の存在が要らないと感じて寂しい、孤独感 |

私の場合、寂しさや孤独感といった感情が多くを締めていました。
自分を主語において感情を誠意する
一次感情に対して、自分はどうして欲しかったのかを考えていくと、自分の求めていた事が見えてきます。
一次感情 | 求めていたこと |
---|---|
他人のように感じて寂しい、孤独感 | 私は腹を割って話し合いができる関係を築きたかった |
自分が怒られていると感じて悲しい | 私は怒っている理由を教えて欲しかった |
必要とされてないようで寂しい、孤独感 | 私は信頼関係があれば平気だった |
価値観を強要されているような嫌悪感 | 私は自分のことを尊重して欲しかった |
自分が大事にされてないと感じて悲しい | 私は大事にしていることを感じさせて欲しかった |
他人のように感じて寂しい、孤独感 | 私は孤独を感じさせないで欲しかった |
一部だけ見て判断されるのは悲しい | 私は頑張ってる背景を想像して欲しかった |
自分の存在が要らないと感じて寂しい、孤独感 | 私はもっと頼って欲しかった |

私は信頼して頼って貰えないことが孤独で悲しかったんですね。
現状維持と離婚のパターンを考えてみる
現状維持 | 離 婚 |
---|---|
苦しみながら希望を持ち続ける | 苦しみから開放される |
2人目を授かる可能性もある | 夫婦間のストレスがなくなる |
家族という形は維持できる | 吹っ切れる可能性あり |
子どもにとってストレスが少ない(かも) | 新しい出会いで再スタートする可能性 |
経済的な不安は少ない | 経済的に不安定になる |
老後2人でいるのが想像できない | 生活が苦しくて我慢が増える可能性 |
このまま改善しなければ地獄 |
あなたが”何を恐れて、何を求めているのか”が見えてきましたか?

書き出すことで、冷静な視点で比較することができます。
自分はどうありたいのかを明確にする
後悔しない人生を送るための最重要ポイント!
人生は長いです。長期視点で、どんな生き方をしたいのかを、自分の本音に従って向き合ってみます。
- 未来の自分はどんな感情ですごしてる?
- 10年後の自分は、今の決断をどう感じてる?
- 子どもにどんな姿を見せたい?
相手がどうであろうと、自分は自分で幸せになれる。
そう思えたら「相手ありき」で考えずに、「自分がどうしたいか」で選択していけばいいなって思えました。

自分のこころに聞いてみると、自ずと答えは出ているハズです。
執着を手放すという事

そんな中、職場の同僚が2人目を妊娠。
祝福される同僚と「テンコさんも兄弟を作ってあげないと可哀そうよ。」と言われる地獄。
苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて、、、
自分から溢れ出る妬みに苦しみ、13年務めた条件の良かった職場を離れる事にしました。
(諸事情あったけど、これが決定打になりました。)

正社員で管理職、長年働いて融通も利く職場でしたので、決断にはかなり勇気が要りました。
ぎゅっと握りしめてた手を開く
執着している時って、そのことばかり考えてぎゅーっとグーをしているような感じ。
でも、ふっと力を抜いて手をパーに開くようなイメージで、手放していく。
長年働いて融通が効くし、子どもを育てるには都合がいい環境だと思って、頑張ってしがみついていた職場。
これを「もういいじゃん、どうなっても。どうせ上手くいくから」と力を抜いて手放す。
すると驚くように気持ちが楽になりました。

不思議なもので、あれほど悩んでいたことが、距離を置いたことで悩まなくなりました。
今は同僚の子供達の話を聞いても何ともありません。
「私も子供が欲しい」という執着を手放せたんだと思います。
自分で変えれることと変えれない事がある。

物事には自分で変えれる事と変えれない事がありますよね。
「2人目」は相手のある事だし、自分だけではどうしようもない事。
でも「離婚」の選択は自分で変えれること。
自分の力ではどうしようもないことに固執しても、自分が傷つくばかり。
だったら、自分の選択で変えられることを選んでいく方がずっと早い。
簡単に決断出来る事ではないですが、自分が幸せでいられるかを考えた時、答えは出ていました。
もちろん、その決断に至るまではたくさん回り道したし、時間もお金も掛けて悩みぬきました。だからこそ、決断した時にはやりきったと思えたし、前を向くことができました。
まとめ|離婚したいならまず感情を整理しよう

- 感情を整理する
- 離婚すべきか判断材料を揃える
- 自分の人生設計という長期的視点で考える
今もし、離婚することを迷っていたり、離婚に向けて進んでいて不安に押しつぶされそうになっているなら、アウトプットで感情の整理することをオススメします。
感情的になっていると、不安ばかりが押し寄せてきて、なかなか前を向くことができないと思います。
そんな時、感情を「見える化」することで、客観的な判断ができるようになるのです。

大丈夫!今、幸せを掴んでいるシングルマザーはたくさんいます。
どのような道を選択をしたとしても、自分の心に正直に行動すると、後悔のない最適な道が見つかる気がします。
ではでは。
コメント